令和7年度より小中一貫教育を本格的に始めました
砂川市では、小中一貫教育に関するこれまでの取組状況を踏まえ、令和7年4月より砂川中学校と全ての小学校において小中一貫教育を本格的に開始いたしました。
砂川市が進める小中一貫教育の内容
そだち
全ての小・中学校で同じ「育成を目指す資質・能力」を定め、教育活動全般を通して次のような子どもの姿を目指します。
①自ら進んで学びに向かう「主体性」を身に付けた子ども
②周りの人と気持ちの良い「あいさつ」ができる子ども
③「運動や体を動かすことが楽しい」と感じる子ども
④ICT機器を活用して「情報を収集したり適切にまとめたり」できる子ども
まなび
全ての小・中学校で学びのスタイルをそろえ、1年生から9年生(中学3年生)まで、子どもが戸惑うことのない一貫した学習指導を行います。
①授業の進め方や授業を受ける時のきまりを定めた砂川市立学校「学習スタンダード(1370KB)」により、小中一貫した授業を行います。
②各教科の9年間の学習内容のつながりを示した「学習系統表」を活用して、課題のある分野の克服や、系統を見通した指導を進めます。
③家庭と一体となって取り組む「家庭学習の手引き(1388KB)」を活用して自学自習を推進します。
④中学校の定期テスト前に全学年で取り組む「家庭学習チャレンジ週間」を継続し、小学生から家庭学習の習慣を身に付けます。
⑤市内統一した「キャリア・パスポート(1323KB)」を活用して、系統的なキャリア教育を行います。
⑥専門性の高い教員が全小学校を巡回して「外国語科専科指導」を行います。
⑦小学校1年生から専門の教員による外国語の授業を行い、外国語への興味・関心を高め、外国語を活用する技能を育みます。
⑧授業のオンライン配信により教職員の授業力向上を図る研修の機会を充実します。
⑨ふるさと「すながわ」に誇りと愛着を抱くことができる体験的学習活動を充実します。
⑩障がいの有無にかかわらず共に学んだり、経験を共有したりする機会を大切にするインクルーシブ教育システムを実践し、小中一貫した特別支援教育の充実を図ります。
つながり
全ての小・中学校で校務のDX化に共通して取り組み、学校と家庭の情報共有をスムーズにするとともに、「働き方改革」の推進により教育活動の質を高めます。
①連絡アプリを活用して、家庭向けの各種おしらせ文書を配信し、学校情報を速やかにお届けします。
②各種たよりのデジタル版を連絡アプリの「資料室」に保存し、いつでもどこでも内容を確認できる環境を構築します。
③校務支援システムの効率的な活用により、教職員の打合せ等に係る時間を短縮し、授業の準備や子どもと向き合う時間を確保して教育活動の質を高めます。
砂川学園での小中一貫教育とは
令和8年4月に開校する「砂川学園」は小学校と中学校が1つになった義務教育学校です。義務教育学校は小中一貫教育を行う形態であり、1つの教職員体制により小中一貫教育を実施することができ、また、1年生から9年生が同じ学校に通うため前期6年・後期3年を「4-3-2」のステージに区切るなど、より効果的な小中一貫教育を推進します。
小中一貫教育の本格実施や砂川学園の開校により、より良い環境でより質の高い学校教育の提供を目指します。引き続き、保護者、地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
小中一貫教育とは…
小・中学校の教職員が「目指す子ども像」を共有し、9年間を通じた教育課程を編成して、系統性や連続性を大切にした指導を行う教育のことです。小中一貫教育は、学習習慣の定着や学力の向上、思いやりや自尊感情の育成、いわゆる「中1ギャップ」の緩和など、教育効果が高まる施策として全国的に導入する小中学校が増えています。
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